2024.04.17
セリーヌブレスレットの修理実例
ブレスレットが切れちゃった!なんてことがあると、まず修理できるところを探しますよね。
今回修理を依頼された方は、プレゼントされ大切にしているブレスレットということもあり修理してもらえるところを探したけど、貴金属ではないステンレス製という理由で断られ当店にご相談いただきました。
目次
ステンレス製が断られるのはなぜ
ジュエリー業界で金属部分をつなぎ直すには、金属を溶かしつなぐ溶接する方法が多く、ステンレスは特殊な金属のため通常の方法ではつなぐことができません。事前に特殊な金属も扱っているか修理店に確認をしましょう。
ステンレス製か確かめる方法
アクセサリーの金属の種類を確かめる方法は、留め具などに刻印されている記号から確かめます。
Pt(プラチナ)、K(金)、SV(銀)など、貴金属の場合は記号のあとの数字で何パーセント含まれて作られているかわかります。
ステンレスはSTAINLESS、S.STEEL、316L、SUSのいずれかの刻印があればステンレス製です。
当店の修理方法
まず元のつながっていた部分を磨き、溶接する位置をきめます。
溶接する前に丸い輪がしっかりつくように、ロゴマークのパーツにくぼみをつけレーザー溶接します。
つなぎ目は表面をすこし磨き、元のピンクゴールドに似た色の顔料インクで塗装をし目立たなくします。
つなげた部分の動きが左右同じかチェックし完成です。
修理代金
修理代金 基本料金+パーツ加工代2000円(税別)